大阪の無国籍感に震えた

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さて、僕は今月から大阪にて勤め人として機能し始めています。まあ、転職つーの?職業自体が変わったわけじゃないから、転籍?まいっか。とにかくコレまで所属していた組織から抜け出して、新しい環境に身を置くようになったわけです。

 大阪の大阪たる特徴にあまり触れずに生きて来た事もあって、大阪のトンデモないナニかに遭遇した時の驚きは、中々に大きいんですよね。そんな驚きを、備忘目的で書いて行こうかなと思います。

大阪の異国人

詳しい場所の記述は控えます。阪急電車のとある駅が会社の最寄りなので、仕事が終わると徒歩で駅に向かいます。途中、風俗店や飲食店が軒を連ねる賑やかな通りを抜けるのですが、ソコに彼女は居ました。

 パッと見で東洋人ではない事が判る程に、褐色の肌を持つおばさま。歳の頃なら50代前半でしょうか、恰幅の良いインド系の女性が、質素なテーブルとシンプルで小さい椅子のセットに腰を下ろしています。

 ナニか雑貨でも売っているのかな?

 その程度には興味を惹かれたのです。あまりにも街の雰囲気と不釣り合いだからです。しかしテーブルの上に商品らしきものは無く、ボロボロの本が一冊と虫眼鏡、小さなランプらしき灯りが置かれているだけ。通り道なので、そのテーブルの前を通過する時に、テーブルクロスを兼ねた粗末な垂れ幕をチラ見する僕。

 「易者ヤリマス 手相 人相 アタル」

 インド系マダムが風俗街の一角で占い師稼業、しかも東洋の易……。この違和感に思わず二度見をしてしまった僕を、誰が責められましょうやいや出来ません。

 そしてインド系マダムは僕の行動を見逃しませんでした。僕と目が合った瞬間に、超笑顔。椅子を坐り直す仕草で「さ、始めますかっ」みたいな調子を出している。

 無理無理無理無理!!

 何故か僕は、ゴメンね!みたいな顔を作ってその場を立ち去り駅の改札に飛び込みました。あれ、おかしいな。こんなに汗かいてる。

最後に

あのインド系マダムは明日もあの場所に居るんでしょうか。無茶苦茶気になりますが、あの道を通るか否か迷っています。

 大阪には不思議が潜んでいる、ようです。■■

大阪ハムレット : 1 (アクションコミックス)

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