「トロール・ハンター」を観た感想は『この胡散臭さがモキュ本来の姿だ!』だった

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トロール・ハンター、である。物凄くマイナーな作品なのですが、心臓鷲掴みタイトルに惹かれて大した予備知識もなく観ました。もうタイトルで半分勝ったようなもんです。

 そしてこの作品、僕的にはなんと、傑作でした!

基本情報

トロール・ハンター [DVD]

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これは全世界を揺るがす 衝撃的な記録映像である!
本当に、本当にいる!
ノルウェー・ヴォルダ大学の学生3名が学校の課題で、地元で問題になっていた熊の密猟事件をドキュメンタリーとして追ったことがきっかけとなり、偶然にも本記録映像の撮影に成功。
密猟者を追う中で出会った謎の男、ハンス。夜な夜な森の中に姿を消す彼を尾行すると、そこにはおとぎ話だと思っていたトロールそのものが現れたのである!

感想

簡単に言えば、「水曜スペシャル川口浩探検隊」的モキュメンタリーです。

 ある世代にはあまりに解りやすいこの表現が、どれだけの人に伝わるのか???(「謎の原始猿人バーゴン」と聴いて思わずテンションがピンピンになるあなたとは、一度酒でも飲みたいです)

 近年モキュメンタリー作品は既に映画の一ジャンルと化しており、低予算で一発逆転を狙える事からトンデモないアイデアが潜んでいる可能性があります(ごくごく僅かではあるが)。

 このトロール・ハンターは正にそれで、もう何から何まで胡散臭い創りがめちゃくちゃ楽しい作品でした。川口浩探検隊を楽しむ感覚で、気持ちを弛緩し切って観て欲しい佳作です。

 トロールの生態やノルウェー政府の暗黒面をギミックとして随所に差し挟む辺り、トンデモ映画として実に正しい作法だと思いました。意外にもCG合成で健闘しているなど、地味な見所も無くはないです。とにかく、本気で観ない事が楽しむコツです。

最後に

モキュメンタリーが好きなら、絶対に観てください!必見!そうでない人は観なくていいです!■■

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