画像自虐癖の話

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漢字が大層なんでなんだかそれらしいエントリと思われたかもしれませんがしょーもない話ですよ。

予めお断りしておきます。

どーでもいい話を展開しますので、読まれる方は暇潰しのつもりでお願いしますね。

画像編集が楽しい

昨今ではスマートフォンが一般化して専用アプリを無料でDLして自撮りした写真を手軽に加工出来るようになりましたから、画像加工なんて平易な行為になってしまいました。

その昔は、フルカラーでディスプレイに表示する事も莫大なお金が掛かったりしましたし、加工する事自体にも効果な画像編集ソフトウェアが必要でした。

僕は大学に5年通って辞めた不届き者ですが、芸術大学で彫刻を専攻していたもののイマイチ立体物への情熱を昇華出来ずにおりました。

じゃあ油画とかポンガとかイケよってね。

まあまあ。

それでも何かしら湧き出る創作意欲だけは溢れていたので、音楽を創ったり絵を描いたりしていたんですね。

でバンドなんかもやってました。

こう見えても(見えない)ドラム担当です。

バンドといえばLIVE、LIVEといえばバンド、というくらいですから、我々のバンドも当然LIVEを繰り返していました。

そこで、LIVEのチラシが必要になるんですね。

お金の無い年頃でしたが、こりゃぁ画像加工しなくては、と思い立ち借金してMacを買う事を決めます。

決めるだけなら誰でも出来ますからね。

当時Macはまだまだ効果なPCでした。

僕が購入したのは「Power Macintosh 7100/100」というマシンで、60万円くらいしました。

60万円。

もう目玉が飛び出るほど高価です。

Power Macintosh 7100 – Wikipedia

 で更に、画像加工ソフトが必要なワケです。

そこで御馴染みAdobeのPhotoshopが欲しくなるんですが、これがまた高い。

購入したのは「Adobe Photoshop ver.3.0」で、15万円くらい。

15万円。

これだけでもう75万円です。

でプリンタとか色々を揃えると100万円コースなんですよね。

あははー。

しかしこんな高価な物を手に入れた以上、とにかく使い倒して元取らないとと思いましたから、むっさ勉強しました。

でガンガンチラシを作ったんですね。

おかげ様でバンドは解散したもののゲーム開発という職種についたので、この技術や経験はちゃんと活用出来ました。

あー良かった。

投資も無駄ではなかったって事ですね。

仕事にする前から、Photoshopはそれなりに使える状態になっていましたから、駆け出しデザイナとして開発に関わり始めた頃は、比較的スムーズに作業を覚えていけたなぁと思います。

画像加工する趣味

ありがたい事に20代の初めにゲーム開発業界に足を突っ込んで依頼、結果的に生涯を通して生業とする機会に恵まれたわけですが、失ったモノが無いわけではありません。

何か自分でフォトレタッチしたいと思いつつも、ただ何の目的も無く無意味な加工をしても全然ノらないわけです。

ですので、僕は常に画像加工の機会に飢えている状態でした。

そこで、知り合いの顔写真を勝手に加工して遊び始めます。

今思えばなんて勝手な遊びでしょうか。

しかし当時の馬鹿な僕は、知人の顔写真を手に入れると、ことごとく加工し始めます。

何に加工するのか?

荒唐無稽な加工では如何にも嘘っぽくなるので、鼻血を描き足したりなんかして、フェイク画像のようにして遊んだんですね。

しかし、流石に望まれないケースも普通に多いわけで、いまいちウケが良くありません(当たり前)。

それでも、友達の顔写真がイイ感じで撮れたりすると勝手に鼻血を追加したりゾンビ化したりしていました。

今でこそアプリでゾンビ化するのなんて珍しくもなんともないワケですが、当時はそんな文化は無かったんですよね。

そこで僕は、SNSのコミュニティで加工希望者を募り始めます。

当時はまだ招待制でユーザも10万人弱だったmixiが主戦場でした。

マイミクのプロフィール写真を次々と加工して本人に送りつける、という遊びもこの頃よくヤっていました。

当時のmixiは今ほどオープンではなく招待制ですからユーザも限られていました。

まあガジェッターやネットギークみてーな人が比較的多かったんですね。

そういう環境では、僕の悪癖が大いに喜ばれたのです!

やった!

これは嬉しい。

苦い顔をされていた地味な趣味が、歓迎された上に自分の写真でもヤって!と要望されたりなんかもする。

バカスカ加工して遊びました。

自分だったら何してもイイ、よね

しかしまあ、ヤって!と望まれたからといってあくまでお他人様のご尊顔。

いくら破壊してもいじってもイイよといわれてもどこかで遠慮が出てしまいます。

ここまでやったら流石に、アレ、かなぁ……とか。

で自分の顔で遊ぶ事に。

勿論それまでもいじってはいたんですが、本腰入れてはヤってなかったんです。

理由はまあなんというか、自分の顔写真をせっせと加工するのってなんだか気恥ずかしかったんですね(え 今更?)。

ところが、破壊衝動創作意欲の前では気恥ずかしさなど吹き飛んでしまいました。

そこで自分の顔を使って次々と顔面損壊写真を作り始めます。

一時期はその写真をfacebookのプロフィールに使っていたりしたのですが、とある知人から、本気で気持ち悪いから外して欲しい外さないならリンクを外す、といわれる始末。

しかしコレは僕にとっては褒め言葉でした。

人によっては嫌な顔写真なんでしょうね。

そらそうか。

血が出ていたり顔半分なくなってたりするからね。

でもこれなかなか楽しいんですよねー。

そういったワケで、この悪癖を画像自虐癖と勝手に命名しました。

一応その悪癖の比較的軽度のモノを以下に貼り付けます。

ここまで読んでおいて「なんて気持ち悪いものを見せるんだ!」とお怒りになられませんようお願いしますよ!

最初はこんなのから始めて
こういう展開とか
からのこんな感じ

楽しい!他人様の写真のほうがもっと気合が入っているのですが、流石に肖像権を侵害したくない(え そこ?)ので、貼り付けの刑はやめておきます。

最後に

本当にどうでもいいい話をこんなにも書いてしまいました。

今後の楽しみは、なんといっても娘の顔、お嫁ちゃんの顔、僕の顔、を加工してゾンビ一家を作り上げる事です。

楽しみ過ぎて震える。■■

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