映画「ドリーム・シナリオ」を観た感想は、「人は認められたい生き物なんだな」だった
- 2024.11.26
- コメディ ミステリ 映画
- クリストファー・ボルリ監督, ニコラス・ケイジ
A24制作の新作映画「ドリーム・シナリオ」を劇場で観てきた。1本以上/週程度のペースで劇場に出向くのだが、当たりの週もあればハズレの週もある。今週は当たりだった。 本作はニコラス・ケイジ主演という点と、制作にかのアリ・アスター監督が名を連ねているという情報だけで、鑑賞すると決めた作品だ。見ると決めた映画作品は、出来るだけトレーラーを観ないというのも自分ルールとして定着した。あとから公式サイトをみたら、序盤のストーリーを「あらすじ」として公開しており、観る前に見なくて良かったと心底思った。 Embed from Getty Images さて物語は、ニコラス・ケイジ演じる動物の進化に関する研究を続ける大学教授ポールが、全く理由も分からないまま何千人もの人々の夢に登場するという事件から始まる。A24らしいスットンキョウな掴みで良いよね。 冴えない中年が次第に「時の人」として持て囃され徐々に増長していく展開となるわけだが、コレは観ていて辛かった。というのも、こういう展開は明らかに後で手痛い反動、しっぺ返しを食らうフラグであるからだ。勿論本作も、そういう展開が待っていた。 夢に登場する彼は最初 […]