
機体全身の凸モールドを彫り終えた僕は、次なるチャレンジ「リベットルーラーによるリベット追加」に手をだします。使った事がない道具ってわくわくしますね。
事前準備が大事みたい
何事もしっかり準備する事が大事、というのは幾度となく繰り返した失敗の記憶から学びました。リベットを彫るという事は、どこに彫るのか、をまず特定してくてはなりませんよね。ただ漫然とこのあたりにリベットあるとかっこいいかもなーとテキトーに彫ったってきっとカッコ悪いんです。リベットのセンスなんて持っていませんのでね。
という訳でこういう書籍を購入しました。


こういった書籍が発売されているんですね。どういう需要があるんでしょうか。レシプロ機のプラモデルを組み立てたい人の中でも特にリベットを彫りたい人、をターゲットにするのはあまりに狭いですよね。単純に製図萌え属性の人類に向けているのかもしれませんが。
ただこの図面集、めちゃくちゃ面白いです。僕はすっかりハマりました。元々そういう属性を持ち合わs手いた訳ではなかったのですが、実にロマンを感じるものなんです。これは模型とは無関係に買い集めてしまいそうです。
下書きしてみる
というわけで、ただしいリベット位置の情報も手に入った事なので、早速模型本体に下書きをしていきますよ。何はともあれ、シャーペンと定規でドンド書き加えていきます。
厳密な等分割は深く気にしていません。どうせ下書きどうりに彫れるハズもないので、ぱっと見でおかしくないならヨシ!としてまずは終わらせる事を目標に。Done is better than perfectの精神です。

めちゃくちゃ難しいです、なんなんですかこれ。当たり前の話ですが、曲面の立体物の表面って曲がっているんですよ(←)。そこにまっすぐな定規当てて直線を引くのって無理ゲーじゃないですかそうですよね。
と、すぐに気が付きましたが、固めのテープを定規代わりに貼り付ければいいんですね。平たい場面だったら、プラバンを貼り付けてもいいし。そういえば桜井総統もそんな事やっていましたね。忘れてました。どんどん下書きを進めた後は、いよいよルーラを使ってリベットの追加です。

ルーラーを使ってみた
出来るだけテープ定規を活かしながら、まずは広い面にオリャと彫ってみました。

やっぱ歪みますねー難しい。力の入れ加減がまだ全然わかりません。ですが、とにかくリベットは穿たれましたので、全然OKです。つるんと何もなかった面に、圧倒的な情報量が追加されていくのは、なかなかエキサイティングで楽しいです。

垂直尾翼はなかなか上手くいったんじゃにでしょうか。直線をまあまあ出せてるくない?ただこれだけの面積を彫るのに20分くらいかかっていますけども。

水平尾翼もこんな感じでリベット情報を追加してきます。凸モールドを彫りなおしていたのがなんだか遠い昔の記憶のようです。下準備とちゃんと施すとリベット彫るの楽しいかも。

こういうところが一番苦労しました。ずっと曲面みたいな局面(←)。力を抜き過ぎるとルーラが食い込んでくれないし、かと言って力を入れすぎるとグリンッっとルーラーがあらぬ方向に回転して飛んでいきます。何度も飛んでいきました。その度に失敗したリベット痕をヤスって彫り直しです。時々は痕を埋める必労も生じます。大変です。大変です。
リベット彫り終えた勇者感
どうにかこうにか、機体全身にリベットを追加し終わりました。失敗も多々ありますけど、まずは黒サフを吹いて全体いの雰囲気を見てみたい衝動に従ってみました。

ええ感じやん!え、めっさいいやん。よくない?なんかぽくない?かなり高級なキットに一瞬だけ見えない?

想像していた仕上がりもかなり良い印象だったので舞い上がってしまいました。いやーリベットいいわ、これ。よくよく見れば線はヨレているし、等幅であるべき部分に偏りはあるし、精密さという点ではまだまだ初心者感丸出しですけども、全体の印象は少なくとも良くなったんじゃないかなと思います、え、どう?思う?思うよね。
今回はリベット打ち初体験でしたが、なかなか満足しましたよ。これは何度も練習して上手になりたいヤツです。となると1/48がメインになりますかね。1/72の精度で出来る気がまったくしません。■■
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