「ジャンパー」を観た感想は『ヘイデン君の才能を気付かされた』だった

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ジャンパーを観ました。エリザベス・ゴールデンエイジと迷ったけど結構前から面白そうやなぁと思っていたのと深夜だし難しくなさそうなのがいいなと思ったのです。結果としては、すんげーフツーの映画でした。フツーの映画。

基本情報

ジャンパー [Blu-ray]

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 ミシガン州に住むデビッドは同級生のミリーに想いを寄せるごく普通の高校生。しかし、川でおぼれそうになった時、彼は自分に備わった途方もない“才能”に気付くことになる。冷たい川底から一瞬にして図書館へと“ジャンプ”していたのだ!母が家を出て以来、人が変わってしまった父との生活にうんざりしていたデビッドは、1人ニューヨークへと向かう。15歳の彼が生きていくため次に瞬間移動したのは、銀行の金庫室だった。まんまと大金をせしめたデビッドだが、その存在に気付いた男がいた。“ジャンパー”を悪とみなし、彼らの抹殺を使命とする組織“パラディン”のローランドである。
10年後、デビッドはニューヨークからロンドンへ、オーストラリアの海へ、東京の繁華街へ、エジプトのスフィンクスへと飛び回り、“ジャンパー”の特権を謳歌していた。しかし、その秘密を守るため、常に孤独を強いられる生活。そんな時、ミリーと再会を果たしローマでのデートに誘うデビッド。楽しいひと時を過ごした二人の前に、突如現れた謎の青年グリフィン。そしてデビッドは“ジャンパー”の宿命、さらに母が秘めていた重大な秘密を知る……。

感想

ストーリーは宣伝で詠われていた内容以上でも以下でもない感じです。とあるアクシデントをきっかけにテレポーテーション(ジャンプ)の能力が自分にあると気がついた少年が、家を出て銀行から大金を盗み悠々自適な生活を送っていたところ、「パラディン(ジャンプ能力を持つ者を狩る集団)」から狙われることになります。

かつてのガールフレンドも巻き込むハメとなり、同じ能力を持ちパラディンを逆に狩っている仲間との出会いを経て、パラディンとの対決に突き進んでいく。ま、そういう話です。

主人公がバカすぎる

ストーリーがシンプルなのは全然いいんだけど、ヘイデン・クリステンセン演じる主人公が、あまりに間抜けでイライラするのです。

パラディンに狙われるのも、「そらそうやろ」って感じです。だって働いてないし金盗むし適当にジャンプしまくるし、めさめさ浅はかなのです。狙われてんのに、わざわざ数年ぶりのガールフレンドに逢いに行ったらだめでしょ……。

その彼女と、彼女が行きたいと言ったローマに行き、閉館やー言われてるコロッセオに勝手に入り込み、あげくパラディンに見つかって彼女も狙われるようになる。って。

お前のせいやろ、オイ。

とにかく、ヘイデン君の浅くてゆる〜い行動のせいで色んな人が迷惑する、という話なのです。元々はSF小説が原作らしいから、ソッチはきっと物事のディテールが細かくて面白いのかもしれませんが。

ヘイデン君について

ヘイデン君は、「若さゆえに自分が制御できず、調子にノって取り返しのつかないことになり、めさめさ焦ってる」という演技が上手な役者であることに、改めて気がつきました。アナキン・スカイウォーカーもまさにそれでしたね。この「どうしようどうしよう」とオロオロする情けない様が、実にキマっているんです。アナキンの時に見せた三白眼も確かに格好良かったのだけど、ハンサムな男が狼狽える演技はピカイチ。そういう役を今後も演じて欲しいなぁ。最近見ないですけど。

ちなみに、ガールフレンドの子供時代を演じている女の子がえらく可愛くて気に入りマスタ。で調べてみたら、つい最近見た「チャーリーとチョコレート工場」に出演していた、ブルーベリーになってしまう女の子(アンナソフィア・ロブ)でした。アッチでは全然可愛くなかったのになぁ。この子を見たいという動機で、「リーピング」も観ることにしようっと。■■

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