
僕は手芸の趣味があるんです。
まあ最近はしょっちゅう何かを作り続けているなんて事もなくなりましたが、まあまあ本気で色々なモノを縫ったり作ったりしていました。
思えば小学校の頃から洋裁が好きでした。
フェルトを親に買ってもらっては、自分で小さな人形などを作ってバッジにしたり通学帽に縫い付けたりして悦に入る子供だったんです。
そんな僕がここ3週間ほど、久しぶりに刺繍に打ち込んでいたのにはわけがあったんです。
ドット絵を刺繍

まあ、単純なクロスステッチです。
原稿さえしっかり準備すれば後は作業を黙々とこなす事さえ出来れば、誰でも制作可能でしょう。
とはいえ、モノグサな僕は針に糸を通すだとか糸を準備するだとかの面倒事をことごとくお嫁ちゃんに頼るという、超甘えた制作環境でこの刺繍を作っておりました。
タイトルにも書きましたが、これは仕事場でお世話になっている同世代の男性が先日誕生日を迎えられたので、そのお祝い品としてプレゼントしたんです。
っきもっ!
って思いましたか思いましたねまあ普通はそうですよね。
僕もうっすら気持ち悪いです。
しかし、この刺繍を贈ったのにはワケがありまして、ただおっさんがおっさんに刺繍を贈ったのではない、という事だけはハッキリさせていただきましょう。
研究員シラタマを知っているか?
シラタマを知っている人は、まーまーのお歳かもしれません。
このドット絵の元ネタは、ゲーム「メダロット」に登場するキャラクタなのです。
知ってますか、メダロット。
『メダロット』とは、1997年にイマジニアから発売されたゲームソフト『メダロット』を始めとする、コンピュータゲーム、漫画、アニメのシリーズの総称である。いずれの作品でも、「メダル」と呼ばれる物体によって機動する1メートル弱のロボット「メダロット」を戦わせる競技「ロボトル」が流行している世界を舞台として物語が描かれる。ゲーム作品ではスタッフとして、ほぼ全ての作品に原作者のほるまりんがキャラクターデザイン、メダロットデザインなどでかかわっている(『メダロット7』以降はメダロットデザインのみ)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と、偉そうに書いていますが僕は知りませんでした。
でこのメダロットのシリーズ2作目~4作目に登場するんですね。
詳細はwikiなんかでググると出てくるので端折りますが、このシラタマは元々開発者でありメダロットの企画を立ち上げたスタッフがモデルとなっています。
基本となる世界観設計だとかゲーム中のバトルシステム「ロボトル」を考えたり、ゲームの根幹を生み出した人物です。
もうお気づきかと思いますが、おっさんである僕が刺繍をプレゼントした同僚のおっさんこそ、シラタマのモデルとなった開発スタッフその人だったのですー。
実は色々迷った
シラタマなるキャラクタの存在を知ったのが去年末くらい?だったのですが、そこから3月の誕生日にこのドット絵をどのようにしてプレゼントするか、をお嫁ちゃんと色々検討しました。
候補としては、以下が上がったのです。
- ドッツ
- アイロンビーズ
- ナノブロック
- 刺繍
当初、ドッツが最有力候補だったのです。
僕も好きで幾つか自宅に飾っていたりもしますので。
しかし問題はサイズでして、意外にデカくなってしまうことが分かったんですね。
貰ったらちょっと邪魔なレベル。
でアイロンビーズやナノブロックも検討したものの、どれも大きさやコスト感からイマイチ決め手に欠けました。
デカすぎたり手間が掛かり過ぎたりと。
でお嫁ちゃんの超協力体制を得ながら、刺繍をすることになったわけです。
正直ナメてました!
いやー大変ですね。
クロスステッチそのものではなく、糸を針に通し何度も縫い色を変えまた縫う事が。
でも出来上がって良かった良かった。
ラストは半分眠っていたのでお嫁ちゃんに仕上げを任せてしまいましたが!
刺繍は楽しい
ソコまで頼っておいてお前なにゆーとんねん、と思いましたか思いましたねええその通りです。
でも楽しいという事はしっかり思い出したんです。
小さなドット絵を刺繍して、自分のリュックやウエストポーチなんかに縫い付けたいなぁなんて気分になってきたんですね。
あそうそう、娘も喜ぶかもしれませんねそうでしたそうでした。(←)
イヤ、嘘です。
娘はドット絵の味わいなんてわかるハズもないので、やはり自分や近親のおっさんを喜ばせるべきだなと思います。
そして妄想は壮大な作品へと広がります。
ドラクエ1のアレフガルド全体を刺繍したりしたら最高じゃね!?
とか
スーパーマリオブラザーズのステージを刺繍したらイかした壁掛けになるんじゃね!?
とか
鳥獣戯画図をドット絵にして刺繍したら布の巻物が出来て最高じゃね!?
とか。
思うだけは無料ですからね!
楽しませてください!
最後に
手芸楽しいですよ。
なんだか心が豊かになったような錯覚も出来るし。
あまりに壮大な作品に着手してしまうと未達に時にゲンナリするので、次は自分ように携帯ケースでも刺繍してみようかなと思っています。
地味で大好きな昔のドット絵キャラを刺繍してケースに出来るとしたら?
萌えますなー。■■
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